生ゴミ処理のにおいから地下街を守る

東京の中心でサニコム活躍中・・・アールビー工装株式会社

JR東京駅は、一日の発着列車数4000本以上、乗降客数200万人を数える、文字通 り東京の玄関口だ。駅の周辺は、日本のオフィス街の中心。駅の八重洲口側にはデパートや広い地下街があり、旅行者やオフィス街に勤める人々の胃袋を満たし、また憩いの場ともなっている。 その八重洲地下街の一角に、サニコムシステムが使われている生ゴミ処理施設がある。

 この生ゴミ処理施設を管理運営するのは、アールビー工装株式会社。建物の設計・建築、ビルメンテナンスや内部の管理や整備、清掃やゴミ処理などの環境管理などを手がけている会社だ。JR関連の施設を管理運営してきた実績に基づいた施設管理だけでなく、近年はゴミ処理や浄水プラント、リサイクル・リユース事業などの環境関連の事業に力を入れている。

 アール・ビー工装は、東京駅の地下街の管理・運営をおこなっている。今までは、ゴミを事業ゴミとして都に処理を任せてきたが、自社処理を可能にする処理設備を現在試験運用中だ。 事業ゴミの処理費用は次第に上がっていく。また、大量のゴミを焼却・埋め立てすることの環境への悪影響も考慮しなければならない。コストの面 からも環境面からも、事業ゴミを自社処理する動きは加速するはずだ。アール・ビー工装は、そうした点を見据えて、将来のゴミ処理のあり方を模索している。

 ここで排出される可燃一般ゴミは1日約3〜4トン。飲食店が多いので、その半分以上を生ゴミが占める。これらを、バイオの力で処理するプラントを試験中だ。飲食店とは、金属製のドア一枚隔てて隣り合っているので、臭いを出すことは許されない。サニコムシステムを一日4回稼働させて、消臭させている。ゴミ処理プラントの臭いはきついもので、一回の散布だけで完全に消臭できるものではないが、導入して数日ではっきりした効果 が出始めたという。現在は、室内でもほとんど気にならない。

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