食品製造工場での食中毒防止対策として使用
約1000平方メートルの食品加工施設での使用例。盛り付け室、米飯室、
加熱調理室、下処理室で各部屋ごとにサニコムシステムを設置して
微生物管理を行っている。
サニコムシステムによる除菌効果試験
噴霧場所 |
面積60m2 体積150m3の室内 |
噴霧機 |
CSⅢ型 / 上向きに噴霧 |
使用薬剤 |
除菌剤 KX-1 |
対象菌種 |
大腸菌 |
菌の設置場所 |
図‐1参照 |
(図-1)注釈
菌を含む培地シャーレをそれぞれ
①~⑤の位置にセット
噴霧器、シャーレ①・③は床上70cmの位置
②・④・⑤は40cmの位置
付着菌に対する除菌性能 (表-1)
KX1/ ClO2濃
度 (ppm) |
噴霧時
間 (h) |
噴霧
量 (g) |
温度
(℃) |
湿度
(%) |
空中ClO2
(ppm) |
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300 |
1 |
424 |
18.8 |
75.3 |
0.4 |
|
250 |
1 |
411 |
9.9 |
79.6 |
0.3 |
|
200 |
1 |
410 |
10.4 |
79.8 |
0.3 |
|
KX-1 ClO2の濃度が250ppmの場合、大腸菌の除菌率は約30%程度ですが、ClO2の濃度を300ppmにすると除菌率は約99%に上昇し、十分な消毒が行われている事を示しています。
空中浮遊菌に対する除菌性能 (表-2)
空中に浮遊する細菌や真菌に対するULVを用いた噴霧方式の除菌効果を測定。より正確なデータを得るため、A・Bの2地点でサンプリング。また、細菌については、トリプトソイ寒天培地(T)と普通寒天培地(F)でのサンプリングを行った。
付着菌に対する除菌性能 (表-3)
空中に浮遊する細菌や真菌に対するULVを用いた噴霧方式の除菌効果を測定。より正確なデータを得るため、A・Bの2地点でサンプリング。また、細菌については、トリプトソイ寒天培地(T)と普通寒天培地(F)でのサンプリングを行った。
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6/15~6/16 |
6/16~6/17 |
6/17~6/18 |
6/22 |
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殺菌前 |
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殺菌前 |
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細菌の増える速さ
単位(個)
時間 |
大腸菌 |
腸炎ビブリオ |
0 分 |
1 |
1 |
20 分 |
2 |
4 |
1 時間 |
8 |
64 |
2 時間 |
64 |
4,092 |
3 時間 |
512 |
262,144 |
4 時間 |
4,092 |
1677,276 |
5 時間 |
32,768 |
|
6 時間 |
262,144 |
|
単位(個)
フードスタンプによる比較
サニコムシステムによる除菌剤KX-1噴霧の前後を比較。
大腸菌、黄色ブドウ球菌とも右側の噴霧後の場合、ほとんど無くなっていることがよくわかります。
除菌剤セイフクリーンKX-1(安定化二酸化塩素水)
除菌剤 セイフクリーンは用途に合わせて3タイプあります。
セイフクリーンKX-1(サニコムシステム用) 食中毒原因菌やウィルスに対応
セイフクリーンKX-2(サニコムシステム用) カビ菌や芽胞菌に対応
セイフクリーンKX-3(ハンドスプレー用) 一般性菌や食中毒原因菌に対応
除菌剤セイフクリーンの特長
安定化二酸化塩素水は、二酸化塩素ガスをアルカリ水溶液中に安定化させたもので、細菌、ウィルス、カビ等の微生物と二酸化塩素イオンが接触することにより除菌します。
微生物に対する除菌特性は、次亜塩素酸ナトリウムより強力で、且つ長時間その効果を発揮します。
除菌作用は安全な二酸化塩素イオンが、細菌やウィルスの細胞膜に電子レベルで反応し酸化、破壊して除菌するので耐性菌を生成しない。
安定化二酸化塩素水は、有害な発ガン物質やトリハロメタン類を生成しない極めて安全性の高い除菌・消臭剤です。
無味、無臭、無機発性であり尚かつ非腐食性で、あらゆる環境で使用できます。
主な細菌、ウィルスの除菌効果
大腸菌O-157、ノロウィルス、黄色ブドウ球菌、SARS、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ菌、レジオネラ菌、カンピロバクター、MRSA、チフス菌、コレラ菌、
緑膿菌、連鎖球菌、ニューカッスルウィルス、狂犬病ウィルス、セレウス菌、牛ミコバクテリア、カンジタ菌
※ノロウィルスは東京都健康安全研究センターの不活化効果試験による。
安全性と各機関での認証
機関 |
認定内容 |
JECFA(国連食品添加物専門委員会) |
ADI(人体摂取許容基準)A1クラス認定 |
FDA(米国食品医薬品省) |
食品添加物、医療用消毒、医療機関消毒使用許可 |
USDA(米国農務省) |
飲料水、工場廃水物処理、環境浄化作用に使用 |
FSIS(食品安全検査局) |
食品、食肉消毒使用許可 |
NASA(米国航空宇宙局) |
スペースシャトル内及び宇宙食の完全滅菌に採用 |
HACCP(米国食中毒予防計画) |
食中毒発生危険度の高い食肉消毒に採用 |
|
飲料水の酸化・消毒、小麦粉の漂白・殺菌(食添)
プール・公共浴場の消毒、一般抗菌・消毒に使用
消毒法及び劇毒物取扱法−指定外 |
諸外国 |
多くの国が飲料水、医療用、食品添加物として使用 |
使用用途
食中毒対策:ホテル、レストラン、病院、老健施設等の厨房、公共施設、学校給食の厨房、スポーツ施設内ロッカールーム
院内感染対策:医療機関の病室、手術室、処置室、解剖室、ベッド等、救急車、老健施設食堂、ホール、多目的ルーム等
環境浄化:ホテル客室、宴会場、食堂、ホール、航空機、船舶等
○サニコムシステム
ポータブルタイプCS-I型
載せ型タイプ CSI-I型
壁掛けタイプ CSW-I型
モバイルタイプ SM-IR型
モバイルタイプ SM-IM型
ポータブル消音タイプ CS-IS型
ビークル車両タイプ CSA-Ⅲ型
ビークル車両タイプ CSA-ⅢS型
サニコム車載タイプ SV-ⅢC型